蓄電池辞書 蓄電池用語集

蓄電池に関する用語を判りやすく解説

ダブル発電

(だぶるはつでん)

ダブル発電とは、売電している間も蓄電池からの放電が行われるシステムです。

売電中も放電されているため、その分消費電力をまかなえ、売電量を増やすことが可能です。
これを蓄電池による押し上げ効果と呼んでいます。

ただし、蓄電池に貯められるのは夜間の安い電力です。
つまり安く買った電力を高く売ることができてしまい、転売のように利ざやを得ることがきてしまうため、ダブル発電では押し上げ効果はあるものの、売電単価が下がるという措置が取られています。

再エネの電気と、再エネではないエネファームや蓄電池の電気の混ざった電気は、太陽光発電と同等の価格で買う訳にはいかないので、売電量(電力会社としては、買い取る量)が増える分、単価の方を下げましょう、というところが理由となっています。

本当なら再エネの電気とそれ以外を分けられればよいのですが、電気の回路的に難しいので、このような措置をとっています。
これは、固定価格買取制度が化石燃料などの枯渇性エネルギーを減らし、再生可能エネルギーの普及を目的としているからなのです。