蓄電池用語集
再生可能エネルギー
(さいせいかのうえねるぎー)
再生可能エネルギーとは化石燃料に代わる次世代の主力エネルギー。
1)太陽光発電、 2)風力発電、 3)水力発電、 4)バイオマス、 5)地熱発電、 6)太陽熱利用、 7)雪氷熱利用、 8)温度差熱利用、 9)地中熱利用
(法における定義:非化石エネルギー源のうち、エネルギー源として永続的に利用できると認められるもの(法第2条第3項))
現在、我々の生活において主力エネルギーとして使用されている石油や石炭、天然ガスといった化石燃料は限りあるエネルギー資源で、将来的に枯渇してしまう懸念がどうしても付きまといます。
再生可能エネルギーは化石燃料と違い、「枯渇しない」「どこにでも存在する」「CO2を排出しない(増加させない)」という3つの大きな特徴があるため化石燃料に代わる次世代の主力エネルギーとして、現在政府による導入と普及拡大が推進されています。
再生可能エネルギーは、エネルギー供給の8割を化石燃料に頼りその大半を海外輸入に依存している日本にとって、国産エネルギーへのシフトチェンジも図れるため、エネルギー自給率の改善にも期待することができます。
しかし、2016年時点での我が国のエネルギーミックスに対する再生可能エネルギー比率は約15%と決して高くなく、欧米諸国と比較しても低い水準になります。
2030年にはこの比率を22%から24%の水準を実現して、再生可能エネルギーを我が国の主力エネルギーとする方針を打ち出していますが、この目標値が本当に実現できるのかに期待がかかるところでしょう。
しかし、再生可能エネルギーを用いた設備は、天候や季節・環境によって大きく出力が変動するため、
そのままでは使用するエネルギーを全て再生可能エネルギーで賄うということが難しいのが現状です。
この問題を解決するものとして、近年大きな注目を集めているのが「蓄電池」です。
蓄電池を活用することで、逆潮流電力量を調整できるようになるため、電力を無駄なく利用することができます。
また、再生可能エネルギー設備の設備容量にもよりますが、系統への影響も最小限に抑えられるため、 更に環境・社会に貢献することが可能となります。