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家庭用蓄電池の価格はどれくらい?メーカ別の販売価格も徹底比較!

「家庭用蓄電池を導入したいけど、高いコストがかかるのでは?」そう考える人も多いのではないでしょうか。
自分に適した家庭用蓄電池が具体的にいくらかかるかは、人により異なります。
工事費用も併せて必要なため、実際に必要な価格が見積りをとるまで分かりづらいことも事実です。

当記事では、導入価格の内訳や各費用相場を具体的な数字とともに解説します。
導入コストを抑えるための方法も紹介しているため、家庭用蓄電池の導入を検討している人はぜひ参考にしてください。

目次
  1. 家庭用蓄電池の基本的な導入価格|費用内訳と各費用相場も解説!
    1. 本体価格
    2. 工事費用(設置工事&電気工事)
    3. 保証費用
    4. 諸費用
  2. 家庭用蓄電池の導入価格を左右する主な4つの要素
    1. 蓄電池のタイプ
    2. 蓄電池の容量
    3. 蓄電池の販売メーカー
    4. 工事内容
  3. 【販売メーカー/タイプ別】家庭用蓄電池の価格を徹底解説!
    1. ハイブリッド型家庭用蓄電池|全負荷タイプ
      1. ダイヤゼブラ電機「EIBS7」
      2. ニチコン「ESS-H2L1」
      3. Panasonic「創蓄連携システムS+(全負荷)」
      4. SHARP「クラウド蓄電池システム」
      5. HUAWEI「LUNA2000」
    2. ハイブリッド型家庭用蓄電池|特定負荷タイプ
      1. Panasonic「創蓄連携システムS+(特定負荷)」
      2. SHARP「クラウド蓄電池システム」
    3. 単機能型家庭用蓄電池|全負荷タイプ
      1. 伊藤忠商事「Smart Star 3」
      2. ニチコン「ESS-U4X1」
      3. DMMエナジー「DMM.make smart」
    4. 単機能型家庭用蓄電池|特定負荷タイプ
      1. ニチコン「ESS-U2M1」
      2. オムロン「KPAC-B25」
    5. スタンドアロン型家庭用蓄電池
      1. Panasonic「リチウムイオン蓄電システム」
  4. 家庭用蓄電池の導入後にもさまざまな費用がかかる点に注意!
  5. 家庭用蓄電池の導入コストをなるべく抑えるためには?
    1. レンタル・リース契約で家庭用蓄電池を導入する
    2. 国や各自治体による補助金制度を活用する
    3. 比較的安い価格を提示してくれる業者を選ぶ
  6. まとめ

1. 家庭用蓄電池の基本的な導入価格|費用内訳と各費用相場も解説!

家庭用蓄電池の基本的な導入価格

家庭用蓄電池の導入は、本体価格とともに工事費用や保証費用を考慮する必要があります。
基本的な導入価格は約150万~300万円 です。
この金額には、「本体価格」「工事費用」「保証費用」「諸費用」が含まれています。
それぞれの費用の詳細は以下の通りです。

1-1. 本体価格

家庭用蓄電池の 本体価格は費用の大きな比重を占めています。
以前は本体価格のみで300万円を超える蓄電池がほとんどでしたが、近年、本体価格の価格推移は下落傾向です。
一般的な家庭用である5.0~7.0kWhの蓄電容量の家庭用蓄電池では、200万円を下回る価格で購入できるものもあります。

背景にあるのは、家庭用蓄電池の普及です。
家庭用蓄電池が普及し、各販売メーカーの企業努力が進んだことを受け、本体価格は多くの人の手に届きやすい価格となりつつあります。
ただし、コアな部品であるリチウムイオン蓄電池の価格推移は近年上昇傾向にあるため、今後さらに安くなるかは不透明な状況です。

1-2. 工事費用(設置工事&電気工事)

導入費用で大切なポイントが工事費用です。
ひとくちに工事費用といっても、設置工事費や電気工事費などさまざまな種類があります。
主な費用項目は下記の通りです。

費用項目 内容
設置工事費 導入に必要な機器を設置するための費用
電気工事費 機器間の配線にかかる費用
基礎工事費 機器設置のための基礎工事にかかる費用
現場調査費 事前の現場調査にかかる費用
部材代 配線やケーブルなどにかかる費用
交通費 現場への交通費用
運送費 蓄電池の運送費用

工事費用全体の相場は、約20万~45万円 となっています。
上記以外にも、クレーン費や足場代などが発生するケースもあるため、事前の見積り依頼が大切です。

1-3. 保証費用

国内主要メーカーの家庭用蓄電池には、多くの場合、約10年の本体保証が付帯しています。
保証期間内に故障した場合は、基本的に無料での修理や交換が可能です。

ただし、保証内容やメンテナンス内容には蓄電池によって違いがあります。
例えば、10年間の工事瑕疵保証は本体価格内に入っていたとしても、延長保証や自然災害補償は有償となるような場合です。
また、メーカーによっては遠隔モニタリングサービスが保証内容に入っているケースもあります。

したがって、 どこまでが保証範囲であり、どこからが有償となるのか事前の確認が重要 です。

1-4. 諸費用

諸費用に該当するのは、主に各種申請にかかる費用となります。
例えば、太陽光発電が設置されている家庭が蓄電池を設置する場合、経済産業省へFITの変更認定申請の手続きが必要です。
また、電力会社への接続契約にかかる申請も必要となります。

各種申請を業者に依頼すると、該当する分の諸費用がかかるため、覚えておきましょう。
なお、後述の補助金申請を業者に依頼して、申請してもらう方法もあります。

2. 家庭用蓄電池の導入価格を左右する主な4つの要素

家庭用蓄電池の導入価格を左右するのは、主に4つの要素です。
特に、本体のタイプと容量、販売メーカーにより、導入価格は大幅に変化します。
また、工事内容も導入価格に影響する要素です。

ここからは、「蓄電池のタイプ」「蓄電池の容量」「蓄電池の販売メーカー」「工事内容」の4つの要素から解説します。

2-1. 蓄電池のタイプ

家庭用蓄電池には、大きく 「ハイブリッド型/単機能型」「全負荷タイプ/特定負荷タイプ」 の種類があります。

なお、ハイブリッド型にはそれぞれ全負荷タイプと特定負荷タイプが、単機能型にもそれぞれ全負荷タイプと特定負荷タイプがあります。
全部で4つの種類があることを覚えておきましょう。

 ハイブリッド型と単機能型

ハイブリッド型と単機能型の大きな違いは、 変換効率 です。
パワーコンディショナーとは直流電力を交流電力へ変換する機器で、従来は家庭用蓄電池と太陽光発電システムそれぞれに設置されていました。
ハイブリッド型ではパワーコンディショナーを1つにすることにより、効率的な電力消費を可能としています。

単機能型は太陽光のパワコンと蓄電池のパワコンの2台のパワコンを使用しますが、ハイブリッド型は2台のパワーコンディショナーが1台にまとめられています。

ハイブリッド型のメリットは、下記の通りです。

・単機能型と比較し変換効率が良い
・2台のパワコン機能が1つにまとまるため省スペースとなる
・蓄電池を設置した際にパワコンが更新される

メリットの多いハイブリッド型ですが、デメリットも存在します。
すでに太陽光発電システムがあり、そのシステムにパワーコンディショナーを設置している場合には、購入するハイブリッド型蓄電池との相性を考慮しなければならない点に注意しましょう。

 全負荷タイプと特定負荷タイプ

全負荷タイプと特定負荷タイプの違いは、 停電時に使える電気の使用方法 にあります。
全負荷タイプは停電時もすべての部屋で電気が使用可能ですが、特定負荷タイプは事前に指定した特定のエリアでしか電気を使用できません。

一方、特定負荷タイプには全負荷タイプより導入価格を抑えやすいメリットもあります。
各タイプの特徴をまとめると下記の通りです。

全負荷タイプ ・停電時もすべての部屋で電気を使える
・200V製品(IHやエアコンなど)にも使える
・すべての部屋で使えるため、電力消費が早い
特定負荷タイプ ・導入価格を抑えられる
・消費量が少なく、少ない容量でも長く使用できる
・停電時には最低限の電気しか使用できない

それぞれの特徴を吟味し、自分のニーズに合うタイプを選択してください。

2-2. 蓄電池の容量

家庭用蓄電池の容量は、本体価格に最も影響を与える要素です。
一般的に、容量が大きくなればなるほど、本体価格は高くなる傾向にあります。

容量の大きい家庭用蓄電池のメリットは、高い経済効果が期待できる点 です。
家庭における太陽光発電では、家庭用蓄電池に貯めた電気を電気料金の高い時間帯に利用することで、経済効果がもたらされます。
このとき、容量の大きい家庭用蓄電池ほどより多くの電気を利用できるため、より高い経済効果の達成が可能です。

なお、経済効果は家庭の電気使用状況や太陽光発電の余剰電力、蓄電池のサイクル数などの影響も受けます。
事前に経済効果のシミュレーションを実施し、適切な容量の家庭用蓄電池を選択しましょう。

2-3. 蓄電池の販売メーカー

家庭用蓄電地の本体価格は、同じタイプ・同クラスの容量の蓄電池であっても、販売メーカーによって違いがあります。
また、強みやメリットもさまざまです。

例えば、伊藤忠商事はヨーロッパのグリッドシェア社と連携し、AI技術を使った機能性の高い家庭用蓄電池を販売しています。
また、ニチコンは大容量の家庭用蓄電池が魅力です。

その他、Panasonic(パナソニック)やSHARP(シャープ)など、各メーカーごとに強みやメリットを持っています。
家庭用蓄電池を導入する際は、各メーカー製品の価格比較本体価格の吟味に加え、強みやメリットの検討が必要 です。

2-4. 工事内容

家庭用蓄電池では、設置にかかる工事内容でも導入価格が変動します。
機器設置のために地盤を固める設置工事を実施したり、屋外から新たに配線経路を作ったりすることで、工事費用が高まる可能性があるため です。

また、太陽光発電システムをすでに設置しており、新たにハイブリッド型の家庭用蓄電池を導入する場合には、配線の組み換え工事や新たな配線工事で相場の約2倍の費用がかかるケースもあります。

家庭用蓄電池を導入する際には、工事内容の見積りも事前に実施してください。

3. 【販売メーカー/タイプ別】家庭用蓄電池の価格を徹底解説!

ここからは、家庭用蓄電池の価格を「ハイブリッド型|全負荷タイプ」「ハイブリッド型|特定負荷タイプ」「単機能型|全負荷タイプ」「単機能型|特定負荷タイプ」「スタンドアロン型」のタイプ別に徹底解説します。

3-1. ハイブリッド型家庭用蓄電池|全負荷タイプ

「ハイブリッド型家庭用蓄電池|全負荷タイプ」は、ハイブリッド型の発電効率の良さと、全負荷タイプの対応力の高さを兼ね備えた家庭用蓄電池です。

ハイブリッド型家庭用蓄電池や全負荷タイプとひとくちに言っても、販売メーカーや製品ごとに特徴は異なります。
ここからは、各製品の特徴・本体価格・容量・付帯保証期間など詳しく紹介します。

 3-1-1. ダイヤゼブラ電機「EIBS7」

ダイヤゼブラ電機「EIBS7」の製品情報
特徴 高い自給率と経済効果
本体価格 オープン価格
容量 7.0kWh
パワコン 5.5kW
対応ボルト(v) 200v対応可
付帯保証期間 15年
増設 可能(2台まで)

ダイヤゼブラ電機のEIBS7はオープン価格の製品で、高い自給率と経済効果が魅力です。
蓄電池ユニット1台で7.0kWh、2台設置すると14.0kWhの大容量で多くの電気を貯められます。

蓄電池には長寿命のリン酸鉄リチウムが使用されており、12,000サイクルの充放電が可能なため、経済効果が高い点も魅力です。

また、ダイヤゼブラ電機のEIBS7は全負荷タイプであり、停電時にも冷蔵庫やエアコンなど家中の電気製品を同時に使用できます。
電気を効率的・経済的に使いながら、余った電気で停電時にも安心して利用できる製品 です。

なお、ダイヤゼブラ電機のEIBS7は製品機能と蓄電容量の両方に15年の付帯保証期間が設定されており、安心して長く利用できます。

 3-1-2. ニチコン「ESS-H2L1」

ニチコン「ESS-H2L1」の製品情報
特徴 業界最大クラスの大容量とハイブリッド蓄電システム
本体価格 4,200,000円(税別)
容量 12.0kWh
パワコン 5.9kW
対応ボルト(v) 200v対応可
付帯保証期間 15年
増設 可能(2台まで)

ニチコンの「ESS-H2L1」は、業界最大クラスの12kWhの大容量を持つ家庭用蓄電池です。
テレビや照明、冷蔵庫やエアコンなど一般家庭の標準的な家電を最大で24時間使用できるスケールを持っています。
価格は4,200,000円(税別)です。

また、 ハイブリッド型蓄電システムのため、太陽光発電からの電気変換ロスが抑えられ、経済的 です。
売電を優先する「経済モード」と自家消費を優先する「グリーンモード」により、ライフスタイルに合わせた節電を行えます。

ニチコンのESS-H2L1の付帯保証期間は、本体機器保証が15年、自然災害補償が10年です。
蓄電システムをインターネットで分析する「24時間見守る安心サポート」のサービスもあり、安心して電気を利用できます。

 3-1-3. Panasonic「創蓄連携システムS+(全負荷)」

Panasonic「創蓄連携システムS+(全負荷)」の製品情報
特徴 業界最多の容量バリエーション
本体価格 2,720,000円(税別)
容量 7.0kWh
パワコン 5.5kW
対応ボルト(v) 200v対応可
付帯保証期間 15年
増設 可能

Panasonicの「創蓄連携システムS+(全負荷)」は、家族構成やライフスタイルに合わせたバリエーションの豊富さが魅力の家庭用蓄電池です。
価格は2,720,000円(税別)で、 パワーステーションS+と蓄電池ユニットの組み合わせにより、柔軟な容量選択ができます。

HOME IoTのAiSEG2(アイセグツー)と連携すると、多彩な自動制御が可能です。
天気予報をもとに自動で電気使用を調節する「AIソーラー機能」や停電を想定し自動で蓄電する「気象警報連動」などを利用できます。

さらに、安心できる長期保証も魅力です。
システム機器瑕疵は15年、蓄電池ユニットは10年の保証が無償で付帯しています。
蓄電池ユニットの15年保証には別途費用が必要です。

 3-1-4. SHARP「クラウド蓄電池システム」

SHARP「クラウド蓄電池システム」の製品情報
特徴 クラウド連携による安心・安全な自動制御
本体価格 3,382,000 円(税別)
容量 6.5kWh
パワコン 5.5kW
対応ボルト(v) 200v対応可
付帯保証期間 10年
増設 可能(1台まで)

SHARPの「クラウド蓄電池システム」は、クラウドサービスによる便利な制御が特徴の家庭用蓄電池です。
容量は6.5kWhのミドルタイプであり、満充電時には冷蔵庫を72時間、照明を15時間、スマートフォンを9台使用できるなど、十分な容量を備えています。
価格は3,382,000円(税別)です。

SHARPのクラウド連携コントローラ「HEMS」を導入すると、クラウドサービス「COCORO ENERGY」を利用可能です。
天気予報や警報に合わせた蓄電池の自動制御にとどまらず、エアコンや電動シャッターの遠隔操作など多種多様なサービスを利用できます。

なお、SHARPのクラウド蓄電池システムの機器保証は10年です。
有償とすることで、機器保証期間を15年に延長できます。

 3-1-5. HUAWEI「LUNA2000」

HUAWEI「LUNA2000」の製品情報
特徴 フレキシブルな容量選択
本体価格 オープン価格
容量 10.0kWh
パワコン 3.0kW
対応ボルト(v) 200v対応可
付帯保証期間 10年
増設 可能(4台まで)

HUAWEIの「LUNA2000」はオープン価格の製品で、フレキシブルな容量選択が特徴の家庭用蓄電池です。
本製品は10.0kWhですが、 5kWhの蓄電池モジュールを組み合わせることにより、多彩な容量の家庭用蓄電池を利用できます。

蓄電池モジュールにはモジュールごとにBMU(Battery Management Unit)を搭載しているため、モジュールごとの管理が可能です。
一般的な蓄電池は容量が劣化すると他の蓄電池も容量が落ちますが、LUNA2000にはその心配がありません。

なお、LUNA2000には10年間の保証が無償で付帯しています。
ただし、延長保証と自然災害補償10年は有償です。

3-2. ハイブリッド型家庭用蓄電池|特定負荷タイプ

「ハイブリッド型家庭用蓄電池|特定負荷タイプ」は、ハイブリッド型の発電効率の良さを持ちつつ、特定負荷タイプであるため、比較的本体価格は抑えられています。

導入価格を軽減したい人や停電時は最低限の家電を使えればいいと考える人におすすめです。

 3-2-1. Panasonic「創蓄連携システムS+(特定負荷)」

Panasonic「創蓄連携システムS+(特定負荷)」の製品情報
特徴 業界最多の容量バリエーション
本体価格 2,100,000円(税別)
容量 5.6kWh
パワコン 5.5kW
対応ボルト(v) -
付帯保証期間 10年
増設 可能

Panasonicの「創蓄連携システムS+(特定負荷)」は、200Vトランスを組み込まないシステム構成の家庭用蓄電池です。
本製品単体でも経済的な電気の自家消費が可能であり、蓄電池ユニットの組み合わせにより、豊富な容量バリエーションを誇ります。
価格は2,100,000円(税別)です。

創蓄連携システムS+(特定負荷)の魅力はAiSEG2による自動制御 です。
「AIソーラーチャージ機能」や「気象警報連動」のほか、電気料金プランに合わせた「カスタム運転モード」により、自動で充放電を行います。

システム機器瑕疵15年、蓄電池ユニット10年の保証が無償で付帯する点もメリットです。
全負荷タイプより導入コストを抑えられるメリットも持っています。

 3-2-2. SHARP「クラウド蓄電池システム」

SHARP「クラウド蓄電池システム」の製品情報
特徴 クラウド連携による安心・安全な自動制御
本体価格 2,910,000円(税別)
容量 8.4kWh
パワコン 5.5kW
対応ボルト(v) -
付帯保証期間 10年
増設 -

SHARPの「クラウド蓄電池システム特定負荷タイプ」は、 8.4kWhの大容量でありながら、3,000,000円を下回る価格設定 が魅力です。

また、SHARPのクラウド連携コントローラ「HEMS」を導入した場合の利便性は、全負荷タイプと同様です。
AIが学習した生活パターン情報や気象情報をもとに、経済的で効率的な蓄電池制御を行います。

なお、保証期間は機器保証10年です(無償)。
別途費用を支払うことで、機器保証は15年に延長できます。

3-3. 単機能型家庭用蓄電池|全負荷タイプ

単機能型は太陽光発電システムと家庭用蓄電池、双方にパワーコンディショナーを設置するタイプです。
これから紹介する製品はすべて全負荷タイプであるため、停電時でも家全体に電力を供給できます。

単機能型は同容量であればハイブリッド型と比較すると価格が安くなる傾向もあるため、導入価格を抑えたい人におすすめです。

 3-3-1. 伊藤忠商事「Smart Star 3」

伊藤忠商事「Smart Star 3」の製品情報
特徴 AI技術による最高峰のスペックを備えた家庭用蓄電池
本体価格 3,730,000円(税別)
容量 13.16kWh
パワコン 5.5kW
対応ボルト(v) 200v対応可
付帯保証期間 10年
増設 -

伊藤忠商事の「Smart Star 3」は、AIの「GridShare」と連携した機能性の高い家庭用蓄電池です。
13.16kWhと大容量で、一般家庭で使用する電力の約1.5日分をまかなうことができます。
価格は3,730,000円(税別)となっています。

Smart Star 3の魅力は、各スペック・機能にあります。
パワコンは高出力の5.5kWで、これは停電時でも平常時でも変わりはありません。
またEV充電用コンセントが標準装備されているため、電気自動車を所有している人はベストな家庭用蓄電池と言えます。
太陽光発電システムで発電した電力を自家消費すれば、 「グリッドシェアポイント」が還元され、ポイント交換サービスで好きなポイントに交換することが可能 です。

伊藤忠商事のSmart Star 3は、10年の製品保証が付帯しています。
家庭の電力環境を長くサポートする家庭用蓄電池です。

 3-3-2. ニチコン「ESS-U4X1」

ニチコン「ESS-U4X1」の製品情報
特徴 業界最大クラスの大容量
本体価格 4,500,000円(税別)
容量 16.6kWh
パワコン 3.0kW
対応ボルト(v) 200v対応可
付帯保証期間 10年
増設 -

ニチコンの「ESS-U4X1」は、業界最大クラスの容量が特徴の単機能型家庭用蓄電池です。
容量は16.6kWhを誇り、万が一の停電時にも長時間の使用に耐えられます。
普段の暮らしでも、 太陽光発電システムとの併用により、電気を自給自足に近い形で利用可能 です。
価格は4,500,000円(税別)となっています。

また、ネットワーク接続によって、「AI自動制御」や「気象警報自動制御」、「早期注意報自動制御」などの便利なサービスが使えます。
晴れの日には充電を少なめに、雨の日には充電を多めに自動でコントロールするため、効率的な蓄電に便利です。

なお、ESS-U4X1の本体保証期間は無償で10年です。
有償により、保証期間を5年延長できます。

 3-3-3. DMMエナジー「DMM.make smart」

DMMエナジー「DMM.make smart」の製品情報
特徴 安心の大容量と独自のシステム制御
本体価格 2,930,000円(税別)
容量 9.8kWh
パワコン 3.0kW
対応ボルト(v) 200v対応可
付帯保証期間 10年
増設 -

DMMエナジーの「DMM.make smart」は、安心の大容量と独自のシステムが特徴的な家庭用蓄電池です。
9.8kWhの容量があるため、一般的な家庭の1日分の消費電力を十分に賄えます。
充電速度も速く、約3時間で満充電とすることが可能です。
価格は2,930,000円(税別)です。

また、DMM.make smartは独自のシステム制御によって、 停電時にも太陽光発電ができます。
その他、残量設定機能が搭載されており、非常時にも備えられます。

DMM.make smartの保証期間は、蓄電システム本体およびエネルギーモニターの無償機器保証が10年、蓄電池の無償容量保証が10年です。
新規購入の人には、10年の自然災害補償が付帯します。

3-4. 単機能型家庭用蓄電池|特定負荷タイプ

「単機能型家庭用蓄電池|特定負荷タイプ」のメリットは、比較的安価な価格です。
ただし、単機能型であるため充電・給電効率は若干低く、特定負荷タイプのため停電時には特定エリアでしか電気を利用できないデメリットもあります。
メリットとデメリットを考えて選択しましょう。

 3-4-1. ニチコン「ESS-U2M1」

ニチコン「ESS-U2M1」の製品情報
特徴 業界最大クラスの大容量
本体価格 3,200,000円(税別)
容量 11.1kWh
パワコン 2.0kW
対応ボルト(v) -
付帯保証期間 10年
増設 -

ニチコンの「ESS-U2M1」は、11.1kWhといった業界最大クラスの大容量タイプであることが特徴的な家庭用蓄電池です。
価格は3,200,000円(税別)と、同じニチコンのハイブリッド型全負荷タイプや単機能型全負荷タイプと比較すると本体価格が抑えられており、導入コストを削減できる利点を持っています。

「経済モード」と「グリーンモード」を搭載しており、ライフスタイルに合わせた充電・放電が可能 です。
また、5インチのカラー液晶タッチパネル式室内リモコンが標準搭載されているため、直感的で操作できます。

ESS-U2M1の保証期間は、本体保証・自然災害補償ともに10年です。
どちらも無償で付帯するため、安心して利用できます。

 3-4-2. オムロン「KPAC-B25」

オムロン「KPAC-B25」の製品情報
特徴 長寿命設計の家庭用蓄電池
本体価格 2,870,000円(税別)
容量 4.2kWh
パワコン 2.5kW
対応ボルト(v) -
付帯保証期間 10年
増設 -

オムロンの「KPAC-B25」は、長寿命設計が特徴の家庭用蓄電池です。
一般的な家庭用蓄電池の電池容量保証が10年で50%以上であるのに対し、 KPAC-B25は15年で70%以上の容量が保証されています。
価格は2,870,000円(税別)です。

KPAC-B25の長寿命設計は、経済効果の面でも威力を発揮します。
1日2回の充放電サイクルに耐えうるため、4.2kWhのコンパクトサイズにもかかわらず、2倍の8.4kWhの大容量サイズに匹敵するパフォーマンスが可能です。

なお、保証期間は10年が無償保証で、有償保証では最大15年となります。
家庭の電気事情を長期にわたってサポートする製品です。

3-5. スタンドアロン型家庭用蓄電池

スタンドアロン型家庭用蓄電池の最大の特長は、ACで充電しACで充電した電気を取り出せることです。
つまり、家庭のコンセントから充電して、本体についているコンセントからスマホの充電やテレビの起動などが可能となります。

さまざまなメーカーから商品が多数販売されているため、特徴や容量、機能性を見て自身に適したものを選びましょう。

 3-5-1. Panasonic「リチウムイオン蓄電システム」

Panasonic「リチウムイオン蓄電システム」の製品情報
特徴 手軽な充電と節電が可能
本体価格 1,260,000円(税別)
容量 3.5kWh
パワコン -
対応ボルト(v) -
付帯保証期間 10年
増設 -

Panasonicの「リチウムイオン蓄電システム」は、手軽な充電と節電が魅力のスタンドアロン型家庭用蓄電池です。
USBコンセント4口とACコンセント2個が搭載されており、電源アダプターなしでスマートフォンやタブレットを充電できます。
価格は1,260,000円(税別)です。

リチウムイオン蓄電システムは1日に充電1回、給電1回のタイマー設定が可能です。
電気料金の安い時間帯に充電し、電気料金の高い時間帯に給電することで、効率的に節電できます。
なお、連携工事をしなければ給電ができない点に注意してください。
またこの場合、電気工事や配線工事を行うため設置場所から動かすことができません。

リチウムイオン蓄電システムの無償保証期間は、機器瑕疵保証・蓄電池容量保証10年です。

4. 家庭用蓄電池の導入後にもさまざまな費用がかかる点に注意!

家庭用蓄電池の基本的な導入価格

家庭用蓄電池は使用を続けるごとに、経年劣化が生じます。
そのため、 ベストな状態で利用するためには、導入後のメンテナンスは欠かせない作業 です。
また、蓄電池は消耗品であるため、一定の使用頻度や期間が経つと交換が必要となります。

ここからは、家庭用蓄電池の導入後に必要なメンテナンス費用と交換費用を解説します。

 メンテナンス費用

多くの家庭用蓄電池には保証期間が付いており、一部メーカーでは故障時の修理が無償となります。
しかし、故障内容や商品によってはメンテナンス料金が保証料金に組み込まれていなかったり、保証期間内であっても修理費用がかかる可能性がある点に注意してください。

また、家庭用蓄電池によって保証内容と保証期間は違いがあります。
どのような故障や修理に費用はかからないのか、どの保証の期間が何年となっているのか、事前に詳細を確認しましょう。

 交換費用

交換費用も、保証内容と保証期間に含まれているなら無償で対応してくれる場合があります。
ただし、保証期間を過ぎた場合には交換費用がかかるケースが多くなるため、注意しましょう。

なお、製品により、有償の保証内容・保証期間を設定しています。
有償の保証は費用が発生しますが、無料での交換に対応してくれる期間が長くなるため便利です。
費用対効果を考慮して選択してください。

なお、蓄電池の基本的な保証内容の大部分は経年劣化による容量保証であり、何らかの事故による故障などは過失にかかわらず保証対象外となる点にも注意が必要です。

5. 家庭用蓄電池の導入コストをなるべく抑えるためには?

家庭用蓄電池の導入コストを抑えるためには、主に3つの方法があります。
1つめは、レンタル・リース契約で導入する方法です。
その他にも、国や各自治体による補助金制度の活用や、導入価格の安い業者の選択があります。

特に、補助金制度は導入コストの軽減に役立つため、ぜひ活用してください。

5-1. レンタル・リース契約で家庭用蓄電池を導入する

家庭用蓄電池のレンタル・リース契約は、月額料金を支払って家庭用蓄電池をレンタル・リースする契約です。

レンタル・リース契約の月額料金には、本体料金や工事費、メンテナンス費用が含まれています。
初期費用を大幅に軽減できるため、「初期費用を抑えたい」「家庭用蓄電池のローンが通らない」人におすすめ です。

ただし、レンタル・リース契約では中途解約ができず、メーカーや容量を自由に選択できません。
また、長期利用時のコストや補助金制度での費用負担減を総合的に考えると、 リース・レンタル契約よりも購入したほうが費用の総額は安くなります。

5-2. 国や各自治体による補助金制度を活用する

家庭用蓄電池の導入コストを抑えるのに効果的な方法が、 国や各自治体などの補助金制度を活用すること です。
家庭用蓄電池にはさまざまな補助金制度があり、制度の利用で導入コストを大幅に削減できます。

例えば、2021年(令和3年)には下記のような補助金事業が実施されました。

一般社団法人環境共創イニシアチブ「DER補助金」
公募期間 2021年4月9日(金)~2021年12月24日(金)
(予算額に達したため公募終了)
条件 ・蓄電システム購入価格と工事費の合計が、目標価格以下であること
※2021年家庭用蓄電システム目標価格(設備費+工事費・据付費)16.5万円/kWh
・SIIで事前に登録される機器であること
補助率 1/3以内
(上限…初期実行容量x4万円)

上記のほか、国や各自治体を含め多くの補助金制度があります。
補助金制度についてより詳しく知りたい人は、下記の記事も確認してください。

5-3. 比較的安い価格を提示してくれる業者を選ぶ

比較的安い価格を提示してくれる業者を選択

家庭用蓄電池の価格は、業者により大きく違いがあります。
価格に違いが出るのは、業者ごとに仕入れルートや利益の上乗せ率が異なるためです。

したがって家庭用蓄電池を導入する際は、複数の業者から見積りを取るようにしましょう。
ただし、価格が安いことだけが判断基準ではありません。
価格、製品、保証内容、施工業者など総合的な視点から、自分に最適な1台を選択してください。

まとめ

家庭用蓄電池を導入する際には、「本体価格」だけでなく「工事費用」や「保証費用」、「諸費用」を考慮する必要があります。
価格は蓄電池のタイプや容量、販売メーカーや工事内容に左右されるため、事前の見積りが大切です。

エネタウンではメーカー正規品を独自ルートで仕入れ、最安値で提供しています。
設置工事には厳選した施工業者を手配しており、安心・安全の設置工事が可能です。
家庭用蓄電池の導入を検討している方は、ぜひエネタウンにご相談ください。

監修

エネワールド株式会社 お客様サポート部 岸上朋子
エネワールド株式会社 お客様サポート部
岸上朋子

「お客様にピッタリの蓄電池をご提案する」ことをモットーに、エネタウン.jpを運営しています。

蓄電池やV2Hをご検討の方とのやり取りだけではなく、エネルギーに関する記事の執筆や監修を通して、卒FIT後の太陽光発電について皆様のお役に立てるよう、日々業務に取り組んでいます。

特に難しい「補助金についての解説」は、わかりやすくを念頭に、伝える努力をしております。 エネルギーの事ならいつでもお気軽にご相談ください!