蓄電池用語集
蓄電池に関する用語を判りやすく解説
売電
(ばいでん)
売電とはその名のとおり、電気を電力会社に買い取ってもらうことを指します。
日本においては太陽光発電システムを導入した場合、必ず電力会社が余剰電力を買い取ることを政府が保証した固定価格買取制度が用意されています。
これは導入後の一定期間、定額料金での買い取りを保証した制度で、その買取価格は経済産業省によって導入者に利益が出るよう毎年、売電価格が決定されています。
平成26年度設置分: | 37円/kWh |
平成27年度設置分: | 33円/kWh |
平成28年度設置分: | 37円/kWh |
平成29年度設置分: | 28円/kWh |
平成30年度設置分: | 26円/kWh |
令和元年度設置分: | 24円/kWh |
上記のように売電価格は年々引き下げられているので、早く導入した方が売電価格は高くなりますが、今の電気の卸売市場値が約11円であることを考慮すれば、令和元年度分でも十分高い値が付けられていることがお分かりいただけるかと思います。
この固定価格買取制度は買取期間の10年が終了した後が懸念され、2009年度契約者の間では2019年問題として取り沙汰されていますが、売電収入によって太陽光発電システム購入費用を補えることを考えれば、導入時には欠かすことのできない支援策と言えるでしょう。