それでは早速、東京都による家庭用蓄電池の補助金概要をおさらいをしながら、各項目を詳しくご説明していきます。
補助金の目的
家庭における太陽光発電による電気の自家消費の増大、家庭における非常時のエネルギー自立性の向上及び本事業を通じて取得したデータ等を東京都が活用することを目的として、蓄電池システムを設置した住宅に、その費用の一部を補助します。
対応機関(東京都からの委託)
クール・ネット東京 公益財団法人東京都環境公社 東京都地球温暖化防止活動推進センター
補助金の予算額
30億7,440万円 (※昨年度 43億9,200万円)
いや~、改めて考えたときに、この家庭用蓄電池の補助金が昨年の秋に突然出て、半年で13億2千万円以上もう申し込みがあったのかと思うと、その勢いが凄いですね!!
東京都の皆さんがどれだけ家庭用蓄電池や、この補助金に対して関心が高く、なおかつ活発に補助金が利用されているのかという事がうかがえる数字ですね。
単純に計算すると、今年度の補助金の予算額は倍になるのか?というところなんですが、今年度は補助金の補助率や上限に変更がありますから、そう単純には行かないでしょう。
かといって、来年度も補助率は見直される予定なのでその分、今年度の補助金申請が殺到するのか……?!
いろんな要素がありすぎて、いささか読めない部分でもありますが、どちらにしろ早いもの勝ちには違いない。
補助いただけるものはしっかりもらって、賢くエコライフが基本です!
では今度は、補助金の申請期限はいつで、誰がもらえるのか?について見ていきましょう。
補助金の支給条件
- 都内の住宅において新たに設置される未使用の機器
- 交付決定後に契約締結
- 令和3年4月1日から令和4年9月30日までに補助対象機器等を設置すること
補助金は、東京都にある住宅に家庭用蓄電池を設置した住宅所有者に交付されます。
所有者が東京都に住んでいるどうかは問われていませんので、例えば、「東京都内に住む息子夫婦の家に家庭用蓄電池を設置してやろう」という場合も申請可能ですね。
申請受付自体は令和4年の3月31日までですが、補助金の決定通知の交付を受けてからの設置になるため、設置工事の猶予は令和4年9月30日まであります。
過去に、補助金の締め切り間近になると工事が殺到して、なかなか工事日が設定できないという話も聞いたことがありましたが、ここは特に焦らなくても、交付を受けてから速やかに段取りに移れば問題なさそうです。