DERなどと同じ大分類に位置する補助金で、市場の電力が枯渇したり、逆に無駄に余ったりしないように電力市場の安定を図るための試みです。
詳しくは、DER補助金の方にも書いてありますので、良ければこちらもご覧ください。
補助金の正式名称は、
蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業費補助金
「ダイナミックプライシングによる電動車の充電シフト実証事業」
今後、EV (Electric Vehicle: 電気自動車)は、どんどん普及していくことが予想されます。
しかし、EV所有者が増えることで起こりうる問題点として、電力の市場価格の高騰が挙げられます。
なぜなら、EVを所有している多くの人が、「昼間は仕事や学校に出かけ、夕方戻ってきた時に、一斉にEV車を充電した」とすると、
夕方の電力は一気に枯渇し、電力の市場価格が高騰してしまう可能性があるからです。
そういったことが起こらないように、小売電力事業者が新たな電力メニューを提供することによって、どれだけ皆さんが充電するタイミングをシフトしてくれるかの実証実験を行います。
この補助金に参加するには、現在契約している電力会社を変更する必要があります。
しかし、電力会社やメニューを変えた後も、ほとんどのご家庭では補助される額に比べ、電力メニューの変更はとても小さな負担になることが多く、他に特に要件もないので、お勧めの補助金になります。