蓄電池辞書 蓄電池用語集

蓄電池に関する用語を判りやすく解説

逆潮流

(ぎゃくちょうりゅう)

太陽光発電システムなどの自家発電設備等から、電力会社の電力系統に電気を流すこと。

発電所から変電所を辿って需要家のもとに電気が供給される流れを「潮流」とすると、 発電設備から系統に向かう流れは逆であることから、逆潮流と呼ばれるようになりました。

売電するためには電気を受け取るだけではなく、逆潮流を行う必要があります。
逆潮流を行うには、まず発電設備と電力系統が接続されている必要があります(系統連系)。

系統連系状態の電路においては、発電量が消費電力量を上回ると自動的に余剰電力は系統へと流れていくようになっています。
系統連系は発電システムの電圧容量によって、下記3つに区分され連結区分に応じて工事費用や管理費用が異なります。

【 電圧容量による区分 】
低圧連系 電圧容量が50kW未満
高圧連系 電圧容量が50kw以上~2,000kw未満
特別高圧連系 電圧容量が2,000kw以上

一般家庭の場合は低圧連系による逆潮流が一般的ですが、電圧が高いほど工事費用や管理費用は高くなります。