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テスラパワーウォールについて解説

最近特にその動向が注目されているテスラ。
今回は、テスラから出ているスマートな見た目の蓄電池、パワーウォールについてご紹介したいと思います。
是非最後まで見ていってください♪

皆さんこんにちは、岡田です。
今回は電気ウサギイヌさんと一緒にテスラの蓄電池、
パワーウォールについて見ていきますよー。

最近やたらとみんなテスラ、テスラ言ってるだッチねぇ。

電気ウサギイヌさん!そりゃそうですよ。
これから時代は電気自動車になっていきますが、
テスラはその最先端にいる企業ですから。
イーロンマスクさんも、一躍時の人になってますし。

たしかにテスラから出ている蓄電池っていうだけで、
シュッとしたかっこいいデザインも想像できるし、注目度も上がるだッチ。
テスラの蓄電池の特徴はいくつかあって、
蓄電池としての機能は申し分ないと思うだッチ。

早速、見ていきましょう!!

1.テスラ パワーウォールについて

テスラと聞いて一番に思い浮かぶのは、電気自動車だと思います。テスラは大手電気自動車メーカーで電気自動車の世界シェア1位を誇っています。
長年電気自動車業界の最前線を走ってきたテスラが、そのバッテリー技術を使って作った蓄電池がパワーウォールです。
ではどういった特徴があるのか、一緒に見てみましょう。

テスラパワーウォールイメージ画像

特徴①:全負荷分電盤をバックアップし、大容量・高出力で電気を供給

テスラのパワーウォールは、日中13.5kWhもの電気を貯められる大容量蓄電池で、余った電気は夜に使用することができます。出力(一度に使える電気量)も5kWと高出力で、200Vで使用する機器にも対応しています。

全負荷対応(全ての部屋で電気が使用できるタイプ)となっており80A以下の出力であれば連続運転が可能で、分電盤全体をフォローすることができるため、停電時も普段と変わらない生活を送ることができます。
また特定負荷型にも対応しており、特定負荷にしたいというご要望のある場合や電気の利用スタイル(80A以上で電力を使用する場合等)によって特定負荷型で利用することも可能です。

13.5kWhは一般的な世帯の一日の電力を賄うのには十分な容量です。
複数台接続することもでき、最大10基まで拡張することができるため、家庭用だけでなく店舗や工場、学校等小・中規模の商業用として活用することもできます。

特徴②:色々な状況に対応できる高性能仕様の蓄電池

天候や周辺環境といった蓄電池が影響を受けやすい面をしっかりサポートしている点も、パワーウォールの特徴です。
防塵防水構造になっており屋内・屋外問わず設置することができます。
屋外に設置する場合にも基本的には屋根がある場所であればその他の条件はありません。
安全に考慮した設計になっており、露出配線や排熱口もないため小さなお子様やペットがいても安心です。
またコストの削減やシンプルな構造を目的に、DC(直流)からAC(交流)の変換に必要なインバーターも内蔵されています。

テスラのパワーウォールは、日中13.5kWhもの電気を貯められる大容量蓄電池で、余った電気は夜に使用することができます。出力(一度に使える電気量)も5kWと高出力で、200Vで使用する機器にも対応しています。

蓄電容量 13.5kWh
放電深度 100%
放充電効率 90%
最高出力 7kW(ピーク)/5kW(連続運転)
設置方式 床置き・壁掛け(日本は床置き推奨)
停電時の切替 即時
配電方式 単相三線式
寸法
(高さ×幅×奥行)
1150mm×753mm×147mm
重量 114kg
設置場所 屋内/屋外
拡張 Powerwall最大10台
動作温度 -20℃~50℃
推奨温度 0℃~30℃
保護等級
(防水/防塵)
IP67(バッテリーおよび電子配線)、IP56(配線接続箇所)
保証 10年

特徴③:アプリでモニタリング・遠隔操作、ソフトウェアの自動更新等

パワーウォールの大きな特徴として、「専用アプリを利用することで管理ができる」という点が挙げられます。
電力系統への接続や太陽光発電システムが連携して電力が供給される流れを視覚的に見ることや、発電・消費の履歴からデータ分析する機能があり、スマートフォンやタブレットで簡単にモニタリングすることができます。

また、自家消費モードと時間帯別制御モードの2つの制御モードがあり、アプリから簡単に切り替えることも可能です。

自家消費モードでは太陽光で発電された余剰電力はパワーウォールに蓄電し、日中貯めた電気を日没後に使うことで系統電力への依存を最小限に抑えることができます。
太陽光で発電した再生可能エネルギーをお家で消費するパフォーマンスを最大にすることができます。
日中電気をあまり使用しないという場合や、普段あまり電気を使用しないという場合にはこのモードがおすすめです。

時間帯別制御モードは、電気料金を最大限に節約することができます。
このモードでは、貯めた電気を優先的に使用する時間帯を指定することができます。
電気の単価が安い夜間には蓄電池に電気を貯め、単価が高い時間帯に夜間貯めておいた電気を使用することで電気代を節約します。
太陽光で作った電気は、ほぼ売電されるモードとなっています。
日中の電気消費量が多く、普段蓄電池に貯めた電気がほとんど残らないという場合におすすめのモードです。

アプリのアップデートも無料で行われ、最新のサービスを受けることができます。最近のものでいうと、"Storm Watch"という機能が追加されました。
Storm Watchを設定すると停電が起こる可能性のある天候(台風等)に反応し、あらかじめ自動的にフル充電を行い、いざという時の為に備えてくれます。
悪天候が回復するまでフル充電を維持してくれるため、安心して電気を使うことができます。

テスラアプリを活用することで、蓄電池ライフもより快適になることでしょう。

さすがテスラ社の製品…。すごくハイテクですね!
見た目も相まって、未来感をすごく感じます!

テスラは色んな事に挑戦していて、常に話題が絶えない落ち着きのないの会社だッチ。
大人で落ち着きのあるワッチとは大違いだッチ。

オトナ…オチツキ…??

シャシャシャシャシャ---⁉大人の落ち着きだッチ!あるだッチ!
あなたまでバカにしてくるだッチ⁉

まあまあ、落ち着いてくださいよ電気ウサギイヌ先輩。
電気ウサギイヌさんの魅力は大人の落ち着きでしょうか?
私はもっと違うところだ思います!元気出してください!

くっ。お、落ち着いてるだッチ。てかなんで励まされてるだッチ?
なんでそんな目が真剣なんだッチ?なんか調子狂うだッチ。。

2.テスラ パワーウォールを活用したVPP事業

テスラパワーウォールを活用したVPP事業

テスラは大手電気自動車メーカーで電気自動車の世界シェア1位を誇っています。
そんなテスラですが、電気自動車事業以外にもの様々な事業をしており、話題作りがとても上手な印象です。
最近ではVPPに力を入れており、
新規事業である「Tesla Electric」というサービスを開始したことで話題を呼んでいます。

VPPとは、Virtual Power Plantの略称で「仮想発電所」のことです。
本来電気は1箇所で発電され各住宅や施設などへ電気が送られるところ、VPPは小規模の発電施設やシステム(つまり、太陽光発電システムのついた一軒一軒の家や施設等のこと)を一つにまとめることを指し、専門の会社(テスラ)が管理・調整を行って電力のバランスをとるのが特徴です。
地域全体があたかも一つの発電所のような様相になるため、仮想発電所と呼ばれています。
VPPでは蓄電状況や需要についても一元的にモニタリングされているため、発電して余った電気は足りないところに回され、余剰電力は蓄電に回される等、地域全体の発電量を分配して効率よく使うことができ、再生可能エネルギーの有効利用を促すシステムとしてとても注目されています。

現在日本にあるVPPの中で一番大きいのがこのテスラのVPPで、場所は沖縄県宮古島に位置しています。
総台数は300台にも上り、来年までにテスラは300台をさらに設置することを目標に掲げ、VPP事業の拡大を狙っています。

テスラの宮古島VPPのオフィシャルムービーが公開されているので、気になる方は覗いてみてください。

3.パワーウォール導入に関する注意点

ここまで皆さんとパワーウォールの強みや、どのように活躍しているのか見てきましたが、ここでは実際に導入する際の注意点について見ていきたいと思います。注意点は大きく4点です。

蓄電池設置に関して、蓄電容量が16.1kWhを超える場合は各市町村の火災予防条例の基準を満たした上で、管轄の消防署への届出が必要となります。
テスラのパワーウォールは先述の通り最大10台まで設置可能となっていますが、1台の蓄電容量が13.5kWhであるため、2台以上設置する場合には届け出が必要となってくるため、要注意です。

テスラのパワーウォールに関しては、テスラから認定を受けた設置施工会社にしか設置工事ができません。
導入する際には設置可能な認定施工会社をしっかり調べた上で検討する必要があります。

蓄電池補助金の対象機器となるためには、日本産業規格(JIS規格)の基準とS-JET認証の両方満たしていることが条件となっていますが、テスラのパワーウォールはどちらの条件も満たしていないため、補助金適応外の機器となっています。
補助金を利用して導入しようとお考えの方は、要注意です!

蓄電池は電気自動車を充電することはできますが、電気自動車から家へ電気の供給をする機能はありません。もしもの時のために電気自動車をフル充電しておいて、貯めておいた電気を利用したいと考えている方はV2Hまたはトライブリッドの導入の検討をお勧めします。

4.おわりに

今回はテスラの蓄電池、パワーウォールについてご紹介しました。いかがだったでしょうか。
パワーウォールは電気自動車を長年提供してきたテスラのノウハウや技術が豊富に詰まった蓄電池。
その性能や見た目はさることながら、テスラの新規事業の立役者にもなっており、様々な観点からワクワクする蓄電池です。
検討の際にはいくつかある注意点をしっかり確認し、導入してから後悔しないような蓄電池選びをしましょう。

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