V2Hとは
V2Hとは「Vehicle to home」(ビークル トゥ
ホーム)の略称で、日本語に直訳すると「クルマから家へ」を意味するシステムです。
V2Hが開発されるまでは、電気自動車を家で充電することが出来ても、電気自動車に貯められた電気を家で使うことが出来ませんでした。
V2Hのパワコンは電気の変換ができるという役割を持っています。
普段私たちた使っている電流は「交流電流」で電気自動車を車に貯められている電気は「直流電流」のため直接各電化製品に使用することが出来ません。
V2Hのパワコンが直流電流を交流電流に変換することで、各電化製品を使えるようにします。
逆に、電気自動車を充電する時は、V2Hが家の交流電流を直流電流に変換します。
V2Hの「電気の変換できる役割」によって、電気自動車に貯められた電気を、電気料金の高い時間帯に放電することで電気代を節約することができたり、
災害時に非常用電源としても使用することができます。
V2Xとは
V2Xとは、「Vehicle to X」ビークル トゥ エックスの略称です。
Vehicle=車 と X=何かをつなぎ、相互連携する技術のことです。
つまりV2Xは、「V2H」や「V2V」を含む電気自動車の発展に必要不可欠な技術なのです
V2Xの将来性
環境省が推進する「2050年カーボンニュートラルの実現にむけて」2035年までの新車販売の電動車比
率
100%の実現が国の目標として掲げられています。
そのため今後、電気自動車の普及は急速な拡大を見せる見込みです。
電気自動車を大容量の蓄電池システムと見立て、貯めた電気を住宅(V2H)や施設(V2B)で活用できるようになるV2Xは、自然災害が発生した際の再起力の強化として注目されています。
電気自動車は動く蓄電池として災害発生時の停電などで非常用電源として活用でき、BCP(事業継続)への貢献が期待できます。
今後普及が拡大する電気自動車市場に向けて、オムロン
ソーシアルソリューションズ株式会社がV2X「KPEP-Aシリーズ」を2023年5月※1に受注開始します。
※1.
現時点での予定です。具体的な発売日・出荷日などについてはお問合せください。
開発元のオムロンソーシアルソリューションズ株式会社とはどんな会社なのか
「オムロン
ソーシアルソリューションズ株式会社」は健康関連機器等で知られている電気機器メーカーですが、実は太陽光発電用のパワーコンディショナや
蓄電池などの開発・製造なども手掛けている会社でもあります。
これまでに培った太陽光発電システムの技術を活かし、V2Xシステムを開発しました。