蓄電池辞書 蓄電池用語集

蓄電池に関する用語を判りやすく解説

過放電

(かほうでん)

充電を繰り返すことで再利用が可能な二次電池には安全に放電が行える放電電圧の最低値が設けられており、その電圧値を放電終止電圧と呼びます。

一般に、放電終止電圧はその電圧に至った時点でそれ以上放電してはいけない電圧を示すものですが、 放電終止電圧を超えてさらに放電状態を続ければ過放電となり、電池の劣化や事故などに繋がる恐れがあります。

リチウムイオン電池を使用する現行機器には放電終止電圧に達すると使用できなくなる設計が行われていますが、リチウムイオン電池の充電は残量が20%から80%の間で行うのがベストとされているため、継ぎ足し充電を行うと良いでしょう。

また、過放電・過充電は、電池のサイクル回数(寿命)にも大きな影響を及ぼすため、予め電池の特性を理解し、適切に充放電を行うことが重要です。