蓄電池辞書 蓄電池用語集

蓄電池に関する用語を判りやすく解説

ニッケルカドミウム電池

(にっけるかどみうむでんち)

陽極に水酸化ニッケル,陰極にカドミウムを用いた水酸化カリウム溶液を電解液とするアルカリ蓄電池です。
定格電圧は1.2Vです。

ニッカド電池、カドニカ電池(三洋電機の登録商標第1913742号)とも呼ばれたりします。
1899年、V.ユングナーにより発明されたのでユングナー電池とも呼ばれています。

鉛蓄電池に比べて軽量で振動に耐え,過充電が可能であり,過放電しても故障がないなど,多くの長所があります。
また,焼結式電極などを用いて完全密閉にしたものが充電可能な小型電池としてポータブル電動工具,玩具,安全灯などの電源に使われています。
しかし、公害対策のため,先進国では陰極を水素吸蔵合金に置き換えたニッケル-水素電池へ移行しつつあります。